【観光体験】読谷村の『Aunto jabon(アウントハボン)』で環境にやさしい、ナチュラル石鹸作り

イニー
2021.10.11 2919 views

 

はいさ〜いOkinawa Holiday Hackersのイニーです

 

今回は読谷村にある『Aunto jabon(アウントハボン)』にやって来ました

環境にやさしいナチュラル石鹸作りが出来るということで、早速体験内容をご紹介しちゃいます♪

 

近年は”SDGs”の推奨で環境に配慮したもの作りが注目されているので、良い体験になりそうです。

 

環境にやさしい世界に一つの石鹸作り

 

今回、せっけん作りを教えてくれる石鹸マスターの藤川さんです。

石鹸作りを始める前に藤川さんオリジナルの紙芝居を見て、環境について学びますよ!

 

オリジナル紙芝居「せっけん と うみ」

 

この紙芝居では合成洗剤を使用した際、環境にどの様な影響が出てくるのかを教えていただきました。

 

石油を原料として作られる合成洗剤は、生活排水として処理場へと流れ処理されます。

しかし、石油成分は微量に残り処理水として排出され、川や海に流れます。それが海藻や貝、魚に蓄積されて、人へと戻ってくることになるんです。

 

さらに食べ残し、飲み残しを下水に流しすぎても、処理場の処理能力の原因になると学びました。

 

藤川さんから教わった生活排水を減らす取り組み!

 

合成洗剤は使わない方がいいんだなと思ったイニーでしたが、やはり合成洗剤は便利なものです。

工夫して洗剤の使用量を減らして使えばいいんですよと、おもむろに藤川さんが見せてくれました。

 

藤川さんのお宅では、古くなって捨てる服などを小さくカットして、食器の油汚れを拭き取ってから食器を洗う様にしているそうです。そうすることでお湯で落とせたり、使用する洗剤の量が減らせますよと教えてもらいました。

 

自然環境について学んだ後はナチュラル石鹸作り開始です!

 

まずは!石鹸を何色にするか12色の中から1色選びます。

着色に使うものは色付きの土(クレイ)や鉱石(マイカ)などですよ

 

イニーはピンククレーを選びました♪淡いピンク色で優しい発色になりそう。

精製水で溶かして着色料を準備をしておきます。

 

調合するオイルについて、説明を聞いて混ぜていきます。使用するオイルはもちろん天然オイルで、オリーブオイルやココナッツオイルなど植物油を数種類混ぜるのは、それぞれに汚れを落とす力や泡立ち、保湿など役割があるので複数のオイルを混ぜるんですよ〜

 

そして、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)という石鹸作りでは欠かせない薬品があります。薬品!?と思うのはちょっと待って!

〜ちょっと豆知識〜

苛性ソーダの原材料は塩水と電気で自然由来!市販の固形石鹸、洗剤にも使われています。

 

石鹸作りでは、オイルと苛性ソーダが鹸化(けんか)という固形化するのに必要な薬品ですよ。

 

オリーブオイルやココナッツオイルなどを混ぜ合わせておきます。

多すぎても少なくても出来上がりに影響があるのでしっかりと測りを使って、適量を入れていきます。

 

苛性ソーダは藤川さんが扱い、苛性ソーダ水を作ってくれました

苛性ソーダは水と混ぜると化学反応で約80〜90°近くまで温度が上がるんです。

 

オイルの成分を保つコールドプロセス製法

 

『Aunto jabon(アウントハボン)』ではコールドプロセス製法で石鹸を作っていきます

 

・コールドプロセス製法とは?

石鹸を作る際に加熱をせず低温で石鹸を作る方法です。低温とありますが45度前後の温度で、オイルと苛性ソーダ水を混ぜて作る製法で、オイルの成分を壊すことなく石鹸を作ることができます。石鹸が熟成し完成するまでに40日程度かかります。

 

苛性ソーダ水は氷水で45度まで温度を下げて、オイルは湯煎で温度を上げていきます。

温度が同じになったら、1本のボトルに混ぜ合わせます。

 

石鹸を固形化するにはオイルと苛性ソーダ水を全力で混ぜます。とろみが出るまで約15〜20分ほどシェイク!シェイク!シェイク!

 

全身全霊でボトルを振り続けます・・・止まることなく、全力で。

※激しい動きは演出です

 

安心してください。普通に振っても混ざります、激しく振る必要はないですよ!

15分も持続出来なかったので、最後は座って振りました。

 

オイルと苛性ソーダ水が混ざってとろみが出たら、香りをつけるアロマオイルを1つ選びます。

どの匂いがいいか嗅覚を研ぎ澄ませて、自分の落ち着く匂いや好きな匂いを見つけます。

イニーはスッキリした匂いが気に入ったのでペパーミントにしました〜♪

 

どんな模様になるかはお楽しみ

 

先ほどシェイクした石鹸を、最初に用意した着色料に注ぎ色をつけた石鹸と着色していない石鹸を用意します。

 

後は型に注いでいくだけです。交互に?一気に?好きな様に流し込むだけ♪

イニーは交互に少し勢いをつけて流し込みました。カフェのラテアートのように自分の好きな模様にすることも出来るし、勢いよく混ぜて切り出すまでどんな模様になるか楽しみにするもよし!スマイルマークを描いたりも出来ちゃう!当日の自分の気分で注ぎ方を悩んでみてね〜!

 

型に注ぎ終えたら石鹸作りの工程は終了です。

石鹸が完成するまでは約1ヶ月ほど乾燥と熟成させます。

 

石鹸作りの工程が終了したら、今回の体験を少し振り返りました。

 

イニーはこの体験を通して学んだのは、自分の出来る事から少しづつ、小さな事から始めても、環境保護に繋がると改めて実感しました。

今後の日常生活で合成洗剤や合成石鹸の使用量を減らすなど自分のできることを少しづつ見つけて実行しようと思います!

 

『Aunto jabon(アウントハボン)』では焼き塩を練り込んだり、麻炭、泡盛のもろみを練り込んだ、藤川さんのオリジナル石鹸も販売されています。

それぞれの石鹸に練り込まれている素材も沖縄で作られていて魅力ある商品も作られていますよ

 

1ヶ月熟成させて切り分けた石鹸がこちら

 

イニーの作った石鹸が約1ヶ月経ったので完成して使える様になりました

色はこんな感じになっていました。切り方によっても模様の見え方が変わるので、切り分けるのも楽しみの一つになりますね♪

 

実際に使ってみると、アロマのいい香りが広がります!しかし、手にアロマの匂いがしつこく残る事もなく食事前でも使いやすい石鹸♪

自然由来のオイルを使用しているので、洗い流した後のカサつきもなく、潤いを逃さずしっかり保湿もできてるなと実感しました〜

 

ぜひ皆さんも世界に一つの石鹸を作ってみませんか?

 

『Aunto jabon(アウントハボン)』

体験開始時間 10時30分開始
13時30分開始
開催日 月・金・土・日/要予約
備考 土曜日のみ13時30分開始
所要時間 約90分
マップコード 1 005 628 092*75
住所

 

レンタカーなしで読谷村へ行けちゃう!よみたんライナー運行中

 

 

 

期間 8月11日(木)~9月26日(月)1日1往復
運賃 無料
時間 空港向け 11時読谷バスターミナル出発 12時45分頃那覇空港到着
読谷向け 13時30分那覇空港到着ロビーへ集合 15時15分頃読谷バスターミナル到着

 

詳しくは読谷村公式ホームページ商工観光課ページからご確認お願いします。

イニー

この記事を書いた人:イニー

沖縄生まれ沖縄育ちの県産品。 飛行機とコーヒーが大好き! 飛行機好きが影響してか自分が飛ぶことにもハマり中! 旅行プランはコーヒーショップ巡りと飛行機撮影ができれば満足な変わり者。 悩みは腰痛がキツイこと。