【観光体験】やんばるでマングローブカヤック!慶佐次でカヤックするなら『やんばる自然塾』

イニー
2021.10.26 5048 views

 

はいさーい、やんばるの森が世界遺産登録されましたね。おめでとうございます!!!

その世界遺産の森に近い場所で自然を学べるカヌーツアーをOkinawaHolidayHackersの

イニーと編集部が体を張って体験してきました〜

 

やんばるでマングローブカヌーに挑戦!

 

今回イニーがやってきたのは東村慶佐次川のほとりにある『やんばる自然塾』

なんと、ガイド付きで東村慶佐次湾マングローブカヌー体験できるそうで早速調査開始!

 

まずは、ライフジャケットを着用して、万が一のための安全対策はしっかりと!

 

普段使ってない筋肉を動かすので、足首を伸ばしたり、屈伸したり。

準備運動もしっかりと。大事ですよ〜プロでも準備運動は行うので怠らないように

 

今回ツアーのガイドをしてくれる、明るく元気な【だぁーやま】さん

それでは、カヌー体験楽しむぞ〜

 

※写真撮影のためマスクを外しています。

 

まずは、だぁーやまさんにカヌーの乗り方、パドルの使い方のお手本を地上で見せてくれます。イニーも練習と思いきや【だぁーやま】さんが一言、実際に漕いだほうが分かるから川で練習しましょう!

 

早速、マングローブカヌーツアーに出発進行

 

カヌーの出発地点は店舗の目の前、徒歩10秒の川岸から。ちっ、近い!

まずは実践練習をして、マングローブを見に行くぞ〜Let`s GO

 

※ガイドは感染予防対策で距離を取り基本マスクを着用しています。

※写真撮影のためマスクを外しています。

 

前と後で息を合わせ右、左、右、左とパドルを漕いで進んでいきます。

【だぁーやま】さんが見守る中、息の合ったパドル捌きでカヌーの漕ぎ方を習得!

息が合ってたのか、後ろがイニーに上手く合わせてくれたのか、私は真実を知らない。

 

そんなこんなで、漕ぎ方のコツを習得したら【だぁーやま】さん先導で慶佐次のマングローブへと冒険は進んで行きます

大きい船に乗ってる時もそうなんですけど、水上で橋の下をくぐるのって妙にワクワクしませんか!?カヤックでさらに近いと尚更

 

橋を抜けて進むと慶佐次川の両脇が茂って、マングローブが見えてきます。

ジャングルに進んで行く感じで探検家の気分になってきた♪

進んだ先では何が見れるのでしょうか、楽しみです

 

ちょっと勉強時間「マングローブ」とは?

 

マングローブとは熱帯・亜熱帯地域の海水と淡水が混ざり合う汽水(きすい)域に生息する植物の総称のことで、沖縄本島では主にヒルギ科の植物でマングローブが形成されています。慶佐次湾のヒルギ林は国の天然記念物に指定されており、3種類のヒルギが自生する沖縄県でも大きなマングローブの群生エリアなんですよ

 

慶佐次湾に自生する3種類のヒルギ

 

【ヤエヤマヒルギ】

ヤエヤマヒルギが一番特徴的で最初に目にするヒルギです。

タコ足のように支柱根(しちゅうこん)と呼ばれる根が無数に伸びていおり、生き物たちの隠れ家にもなり、生態系を守る役目もあります。

実は慶佐次湾がヤエヤマヒルギの生息の世界最北限なんですよ!

 

【オヒルギ】

次に目にするのが、オヒルギでヤエヤマヒルギと混ざって自生しているのを目にします。

オヒルギの特徴は膝根(しっこん)という地表近くをはう根が、一部地上に出ているのが特徴で、屈曲膝根(くっきょくしっこん)という人間が膝を抱えた様な見た目になってるよ!

沖縄県内でこの根を張るのは、このオヒルギだけです。

 

【メヒルギ】

慶佐次のマングローブカヤック中に比較的目立たなかったメヒルギ、他のヒルギの奥側や河口から離れた場所で見られました。

写真では分かりにくいですが、板根という板のような根を張るヒルギです。

沖縄県以外でも鹿児島県の奄美諸島や南さつま市にもメヒルギの群生があり、3種類の中で一番寒さに強いヒルギなんです。

 

マングローブは生物の命のゆりかご

 

【シャコ塚】

ヒルギ林の中に泥で作られた山がありました。これは『オキナワアナジャコ』というアナジャコの住処!アナジャコは夜行性なので昼間はなかなか見れないそうです。

たまにお昼に出ていることもあるようで、見れた人は強運の持ち主

実はこのシャコ塚、地下深くの養分が地表に出てきたりと生態系を良くする役割も!

 

【ミナミトビハゼ】

沖縄の方言で『トントンミー』と呼ばれる『ミナミトビハゼ』は魚ですが、水中だけでなく陸上でも活動できる魚なんですよ。名前に(トビ)とある様に尾びれを上手に使い、ぴょんぴょん飛び跳ねる姿がとってもキュート♪

 

【ミナミオカガニ】

マングローブには様々なカニが生息していますが、その中でもひときわ目立つ大きなカニがいます。それが『ミナミオカガニ』で、大きさは大人の拳サイズ程ありました。

しかし、臆病な性格らしく気配を感じると、ヒルギの根や林の奥の方にサッと身を隠していました。

このカニは生き物の死骸や木の実、落ち葉などマングローブのお掃除屋として綺麗な環境を守っています。

 

木陰に入り休憩もとりながら、ヒルギや生き物の特徴をわかりやすく説明してくれる【だぁーやま】さん。楽しく学びながらをして探検が進んでいきます。

マングローブに生息する生き物を、こんな近くで見れるのもカヤックの魅力です。

 

川の上流部に進むにつれて自生している植物の種類が変わっていくのが分かります、ここは既に淡水域で海水の混じる汽水域に生息する植物が見られなくなりました。

水深も浅くなり川を上る探検はここまで、下流に向かって旅路を引き返します。

 

探検はまだ終わらない。素敵な景色を求めて。

 

【だぁーやま】さんが今までの雰囲気と変わった脇の細い水路へと案内してくれます。

進む先には一体何があるのでしょうか・・・

探検家イニー達を待ち受けるものとは、果たして!?

 

辿り着いたのは、ヒルギが生い茂りトンネルになってる絶景ポイント!

両脇をひるぎに囲まれ、木漏れ日が注ぎ神秘的な雰囲気に包まれます。

マングローブカヤックでしか辿り着けない絶景ポイントに感動しちゃいました〜♪

 

そして、カヤック体験から戻って来た時には干潮になっていました。

行きと帰りでこんなにも水位の変化を実感できるのも貴重な経験でした

カヤックでしか行けない・見れないポイントや生き物観察に興奮すること間違いない!

自然に触れてる魅力ある体験を皆さんもしてみませんか?

 

〜やんばる自然塾のここが良い〜

・店舗の前に駐車スペースがある

・カヤックの出発と到着は店舗の目の前なのでスムーズで楽ちん

・更衣室、シャワー、トイレが店舗に完備されてて安心

・ガイドが楽しく、わかりやすく説明してくれるので満足度が高い!

 

〜体験前のちょこっとアドバイス〜

・下半身はほぼ確実に濡れるので着替えも用意してると安心

・日差しのある日は帽子やサングラスを持ってるとGood

・飲み物は500ml以上はあった方がいいかも

・時間には余裕を持ってね!那覇から『やんばる自然塾』まで車で片道約1時間半(沖縄自動車道利用)

 プチコースの体験時間は1時間40分くらい、着替えなど含めると約2時間30分

 

●コロナウィルス感染対策について
・受付は車の中で行います。
・問診票の記入と検温にご協力をお願いします。
・検温で37.5℃以上の方がいらっしゃる場合は、お連れ様を含めご参加頂けませんので

 予めご了承ください。
・安心安全なツアーを行うため、カヌー体験中以外はマスク着用でお願いします。
・当日はマスクを忘れずにお持ちください。

 

 

▼ご予約はコチラから!

 

 

 

【やんばる自然塾】

カヤック開始時間 満潮の時間により変わります
プランの詳細から確認をお願いします。
営業時間 8:30〜18:00
マップコード

485 347 733*43

住所 〒905-1205 沖縄県国頭郡東村慶佐次82番地

 

イニー

この記事を書いた人:イニー

沖縄生まれ沖縄育ちの県産品。 飛行機とコーヒーが大好き! 飛行機好きが影響してか自分が飛ぶことにもハマり中! 旅行プランはコーヒーショップ巡りと飛行機撮影ができれば満足な変わり者。 悩みは腰痛がキツイこと。