【観光体験】玉藍工房の「藍染体験」と「織物体験」で沖縄の染織物文化に触れてみよう！

はいさい！Okinawa Holiday Hackersのイニーです！

今回はハッカーズ編集部と『おきなわ工芸の杜』にある『玉藍工房』で藍染体験をしてきたのでご紹介

琉球藍染織『玉藍工房』

沖縄本島南部の豊見城市にある『おきなわ工芸の杜』に入っている琉球藍染織『玉藍工房』さんは

沖縄の染織文化に魅了され、染織家を志す作家仲間が集まっている共同工房なんですよ。

ちょっとだけ！琉球藍と藍染について説明！

沖縄では藍染の原料として琉球藍という植物を利用しています。

沖縄本島北部を中心に栽培されていて日光に弱く栽培に気を使う植物なんだそう。

藍染体験ができるまで

・泥藍作り

琉球藍は「沈澱法」と呼ばれる作り方で「泥藍（どろあい）」という染料作りからスタートします。

収穫した琉球藍の葉を大きな水槽に入れ色素成分を抽出します。

十分に抽出できたら石灰を加えてよく混ぜ1〜2日置きます。

上澄み液を捨て、底に溜まった泥上の染料が「泥藍」です。

・藍建て

泥藍だけでは染めることが出来ないので、染めれる状態にします。

泥藍を水で溶かし木灰汁や消石灰を入れた後、

微生物のエサとなる小麦フスマや糖蜜を加えて発酵（還元）を待ちます。

液の表面に泡（藍華）ができ、液が藍色から緑色に変化した状態を「藍が建つ」と言い、

初めて染めれる状態になります。

この状態になるのに数週間〜1ヶ月掛かることもあるそう

藍が建って染めれる状態になった藍染液です。

藍建てが終わった後も、温度を保ったり、pHの維持など日々の管理も重要で

藍液の負担を考慮して1日3組様（1組あたり最大6名様まで）限定での案内になっています。

藍染体験は4種類から

藍染体験はハンカチ、手ぬぐい、バンダナ、ショールから選んで染める事が出来ます。

ハンカチと手ぬぐいは2,000円〜、バンダナは3,000円〜、ショールは4,000円〜体験可能です。

9月からは新たに、エコバッグ4,000円〜、麻ショール6,000円〜、絹スカーフ6,000円〜も追加予定。

【詳細はこちら】

藍染のサンプルを見たりしながら、どんな模様になるか想像して形をつくるよ〜

白い部分は輪ゴムを結んだり、板で挟むことで液に触れず染まっていないところ。

ビー玉を入れて結べば、ビー玉部分が円形に染まって、輪ゴムの部分が白い輪っかになるイメージ♪

丸めたり、畳んだり、結んだり好きなように形を作ります。ふとした発想が面白い模様に！？

犬やイルカ、車の形の板もあって子供が喜びそうですね♪

染める形を作れたら藍染液の中に生地を漬けて、色素が浸透するように2分間揉み込みます。

色の入り方はその日の藍染液の状態や生地によっても変わるそうで漬けてみるまでわからない！

藍染め液から引き上げて空気に触れることで、色素が酸化し緑色から藍色に変化していきます。

染液に漬けて、空気にさらす工程を繰り返すことで色を濃くしていくんですよ〜

染色回数の目安は1回〜3回程度で水色、4回〜6回程度で青色、7回〜10回程度で紺色になりますよ。

染色の工程を終えたら、余分な色素を洗い流しながら板を外したり輪ゴムを解いたり。

どんな感じに染まっているのかドキドキワクワクしながら広げます！

ついに完成！！龍のようなカッコいい模様が出てくれました〜

イニーのは手ぬぐいでタペストリーとして飾るのもGOOD!!

玉藍工房では織り物体験も

織り機【高機（たかはた）】を使って約10cm×10cmのコースター作り体験も出来ちゃう！

織り機には藍染されたタテ糸がセットされていて、

ヨコ糸を自由に選んで自分だけのオリジナルコースターを織ってみよう♪

ヨコ糸は藍染の糸だけでなく、フクギや月桃で染められた糸なども用意されています。

途中でヨコ糸を変えることができるので、選ぶ糸は1種類だけでなく数種類選んでOK！

糸を選んだら早速開始！タテ糸が上下交互に手元まで伸びており、その間にヨコ糸を通し、

ペダルを踏みかえてトントンと糸を詰めるを繰り返す。

やっていくうちに、集中しちゃって真剣な表情になること間違いない。

途中で糸を変えることができるので、織り進める途中に思いつきで糸を変えることも可能

万が一、通した糸が違うなと思ったら、織り機から切り離すまでは、

少し大変ですが糸をほどく事でやり直しができるので、気になった糸はとりあえず通してみては？

最後に裁断したら、世界に一つオリジナルコースターが完成。

完成した自分だけの作品を披露！

沖縄旅行の体験に！週末のお出かけに！ぜひ皆さんも『玉藍工房』で藍染体験と織物体験してみてね〜♪

▼ご予約はこちら▼

【琉球藍染織 玉藍工房】