これからの日本のおもてなし!ムスリムフレンドリーを先取りしているホテルへ行ってみた

みなさんこんにちは!Okinawa Holiday Hackers編集部の石井です!☆

 

日本が誇るOmotenashi。

 

2020年に日本・東京でのオリンピック・パラリンピックが決まり、”日本のおもてなしを世界に!”などのキャッチフレーズを多く見かけるようになりました。

 

日本のサービス・接客は世界から注目されていますが、世界を相手にするにはまだまだ伸びしろがあるはず!と私たちOkinawa Holiday Hackersは日々考えております。(^.^)ガンバレルニッポン!

 

世界におもてなしをするためには、各国の習慣・文化を知らなければ相手を本当に喜ばせることはできません。なかでも私たちは、2020年までに日本への旅行者数が年間140万人に達すると言われている”ムスリム“の方たちにフォーカスしました。

 

 

 

場所は、オキナワ グランメールリゾート

 

今回はムスリムの団体・個人のお客様を積極的に受け入れている、”オキナワ グランメールリゾート”へ行ってお話を聞いてきました!

(那覇空港から車で約40分・イオンモール沖縄ライカムから車で約7分・アメリカンビレッジから車で約20分 ※当日の交通状況によって時間は前後します。)

 

☆以前、石井がロール寿司体験を行ったところと同じホテルです。

→家族連れや、大人数の方におすすめ!沖縄でロール寿司体験!

 

 

 

ハラール調理師・日本ハラール協会会員の濱地 岳彦シェフ

 

濱地シェフ:こんにちは。

 

石井:こんにちは!(ん?なんか美味しそうなもの持ってるぞ…)

 

→美味しそうなものの正体は”ハラール弁当”。

 

良しとされているものと、禁じられているものがあるムスリム。

 

“ハラール”とは良しとされるものの総称です。

 

 

濱地シェフ:さっそくですが、本日調理しましたハラール弁当でございます。

 

メニュー内容は左上から時計回りに

 

    • ポテトサラダ

    • 小松菜と島豆腐のサンバルチリ和え

    • ベジタブルとフルーツのカレー

    • フルーツ(オレンジ・パイン・トンプソンブドウ・デーツ)

    • ご飯

    • NZ産プレミアムのラムカルビとベジタブルのチリソース炒め

    • 鶏モモ肉のグリル

    • 野菜チャンプル

    • ブリの照り焼き

 

→ハラール料理には必須のサンバルチリ♪

 

→ポテトサラダにはこちらのマヨネーズを使用。左下の緑のマークがハラール認証の証。

 

石井:辛味が効いていて美味しそうです!こちらもちろんすべて〜?

 

濱地シェフ:ハラール認証の食材・調味料で調理しています。

 

石井:ありがとうございます。

 

濱地シェフ:こちらのハラール弁当のメニュー内容は固定ではなく、その都度お客様のご希望やアレルギーの有無に合わせてお作りしています。

そして申し遅れました、私、濱地 岳彦(はまじ たけひこ)と申します。今日はよろしくお願いいたします。

 

石井:こちらこそよろしくお願いします!

 

→認定証はすべて日本語でしたが、ムスリムのお客様に見せてもわかるように英訳して発行してもらったそうです。おもてなしですな。

 

 

 

イスラム圏、計5か国での料理経験

 

石井:今までの経歴を教えてください。

 

濱地シェフ:初めての海外でのお仕事がモルディブで、リゾートホテル内の日本食レストランで副料理長として働いていました。リゾートホテルなどの観光客向け施設以外での飲酒は一切禁止されていて、金曜日は皆さんモスクへ行かれるので街に人がいなくなるんです。お仕事・お店はお休みのところがほとんどでした。

 

石井:ムスリムの方たちにとって、金曜日は特別な日ですもんね。ちなみに濱地さんは金曜日何をされていたんですか?

 

濱地シェフ:外にいても誰もいないので、ほとんど家で過ごしていました。

 

→オキナワ グランメールリゾートで濱地シェフが使用している調味料たち。もちろんすべてハラール認証。

 

→日本人なら誰もが知っているマルコメのお味噌。ハラール認証されているものもあるなんて知らなかったです。(左の赤で丸いマーク。)

 

→こちらも日本人お馴染みの調味料、ヤマサのお醤油にもハラール認証。(しょうゆの文字下にHALAL。

 

 

 

公邸料理人の経験も

 

石井:モルディブ以外でも働いてらしたんですか?

 

濱地シェフ:クエートではケータリングレストランの料理長として働き、陸上自衛隊後方支援部隊へ給仕などをしておりました。サウジアラビアでは日本食レストラン、フィジーではリゾートホテルの副総料理長として働いていました。なかでもクエートは過ごしやすかったですね。

 

石井:合計4か国ということでしょうか?

 

濱地シェフ:あとブルネイで公邸料理人を2年間勤めました。

 

石井:公邸!2年間も!

 

濱地シェフ:公邸料理人はだいたいが2年契約です。

ブルネイはムスリムの中でも厳格な国家なので、大変良い経験になりました。

 

石井:そうなんですね!(本当にすごい)

 

→こちらのコーヒーは……

 

→もちろんハラール対応。(右下に黒いマーク。)

 

 

 

お弁当だけでなく、もちろんランチやディナーも

 

→こちらは通常団体向けに提供されている”ムスリムフレンドリーな和食膳”。

 

石井:おぉ!美味しそう…!

 

濱地シェフ:メニュー内容は左下から時計回りに

 

  • 鶏のしゃぶしゃぶ(火を通したハラール鶏肉を使用)

  • フルーツ(グレープフルーツ・パイナップル)

  • 茶碗蒸し(ハラール醤油、昆布だし使用)

  • 天ぷら盛り合わせ(塩で味付け)

  • スチームベジタブル

  • 赤出汁(ハラール味噌、昆布だし使用)

  • 野菜チャンプルー(かつおだし使用)

  • 鮭の塩焼き

  • たくあん

  • ご飯

※季節によって食材が変更になる場合がございます。

 

 

→絶対に美味しいやつ。こちらのスイートチリソースは先ほどのメニューにあった鶏のしゃぶしゃぶで使われます。

 

石井:最後になりますが、ムスリムの方たちへメッセージをお願いします。

 

濱地シェフ:安心して、ここ、オキナワ グランメールリゾートへ来てください!これに尽きます。

 

石井:そうですね。「日本への旅行で何が不安か」という質問に対して一番多かったムスリムの回答が “ハラールな食事があるかどうか” なんですよね。二番目は”安心してお祈りができる場所があるかどうか“です。

 

濱地シェフ:ちなみに私たちオキナワ グランメールリゾートは、礼拝用マットの貸し出しも行っていますよ!

 

石井:え!そうなんですか!

 

→マットを置く前に、キブラの方角がわかるアプリで方角を調べてみました。

 

→館内であれば自由にご利用が可能で、ご予約も受け付けています。

 

石井:濱地さん、本日はどうもありがとうございました!

 

濱地シェフ:ありがとうございました。

神戸牛を使ったハラール料理を現在企画していますので、その時はまた取材に来てください。

 

石井:え?神戸牛???絶対に連絡してください!!!!!!!!!!!!

 

 

 

以前紹介しました記事

家族連れや、多人数の方におすすめ!沖縄でロール寿司体験!

の場所も同じオキナワ グランメールリゾートになります(╹◡╹)

 

こちらのアクティビティもハラールやアレルギーにも対応していますので、是非オキナワグランメールリゾートの和食料理人といっしょに作って食べてみてはいかがでしょうか?

 

 

→こちらはハラール認証を受けたアルコール不使用のお酢。ムスリム向けのロール寿司体験で使用します。

 

沖縄のOmotenashiを世界に!

と言われるように、Okinawa Holiday Hackersは今日も沖縄を駆けめぐる…

 

ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄o ̄)┘

 

 

▼ホテルの予約・詳細はコチラから!

 

 

<オキナワ グランメールリゾートの基本情報>

駐車場 あり・無料(240台)
マップコード 335 323 16*18
住所 〒904-2174

沖縄市与儀2-8-1

ムスリムについて お電話でのお問い合わせになります。

098-931-1585(レストラン予約)

 

 

■ 沖縄行くなら

 

石井 文月 (いしい ふづき)

この記事を書いた人:石井 文月 (いしい ふづき)

大阪生まれ・埼玉育ちのかに座。 満員電車で通勤する自分が想像できなくて沖縄で働くことを決心し、来沖。猫背が悩み。